国土交通省によると、九州では国が管理する大きな河川を含む多くの河川で整備水準を超える規模の雨量が予測されているため、氾濫の危険性が高まっているという。
特に、現時点でリスクが高まっている河川として、熊本、宮崎、鹿児島県などを流れる川内(せんだい)川、肝属(きもつき)川、五ヶ瀬(ごかせ)川、小丸(おまる)川、大淀(おおよど)川、球磨(くま)川の6河川をあげた。これらの河川では、おおむね100年に1度の雨量を想定した河川整備計画を進めているが、7日正午までの24時間雨量の見通しでは、多いところでこの計画を上回る雨量が予想されている。
国交省の高村裕平河川管理課長は
「すべてが危ないというわけでは必ずしもないが、このような雨が降れば経験したことのないような雨であり、災害が起こるのはほぼ間違いない。起こってほしくはないが、そういった雨が降ることを想定した行動が必要だ」と強調した。また、「ここにあげている河川以外は大丈夫というわけではない。これらの河川の近くを流れる河川、またこれらの河川の支川などでも警戒する必要がある」と注意を促した。
台風から遠く離れた地域でも暴風雨に警戒を
また、気象庁によると、沖縄地方、九州南部・奄美地方、九州北部地方のほかにも四国地方、近畿地方、中国地方、東日本太平洋側でも7日頃にかけて警報級の大雨のおそれがあり、このうち四国・中国・近畿地方については暴風のおそれがあり、台風から遠く離れた地域でも暴風雨に対する警戒が必要となる。
日本情報提供係
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